[100329]
50V_DC電源で、C型VRを試してみました
(使い込んではいないけど、)大変気に入っている50V_DC電源ですが、V.ADJ(電圧調整用)のVR(可変抵抗器)を回した時の感触が、どうにも良くありません。
電圧の高い方(VRは右回しで、値は小さくなる方向)で、急激に電圧値が増えるからです。
これにはC型(Cカーブとも云う)VRを使えばよい事は分かっているのですが、世の中に標準で出回っているのは、殆どがB型かA型ばかりで、C型が見付かりません。
探し回って、やっとC型5KΩ(\100税込)を見付け、試してみたのですが、値不足のためか電圧範囲の狭さや動作の不安定さがあって、満足出来ませぬ。また、B型を使った“擬似C型”も上手く行かず。(更に、C型探しの旅は続く...か?)
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VR角度と出力電圧
左図は、現用のB型10KΩ(紅色)とC型5KΩ(藍色)を比べた様子。(B型50KΩは参考)
B型だと、高い電圧では、VRの微妙な廻し加減が必要になるのが難点。
それに対して、C型なら感触は良いですね!
ただ、低い方では寸詰まりだし、電圧が下がり切っていません。
それに、このVRだと、時々20V辺りで動作が変になります。
(VRの抵抗面を露出させてルーペで見ると、薄い模様が見えるので、これが原因かも。多分、これは不良品だったのでしょう。でも、ジャンク品ですから、文句は言いません)
おまけに、予備の24Vスイッチング電源で実験をしていて、それを壊してしまいました。(実験で、直列に入れていた抵抗値を下げ過ぎた模様)
回路と変更箇所
このC型VR-5KΩでは、低電圧側は約8V止まりで、値を最大にしても、5Vにまでは下げられません。
(やりたくなかったのだけど、C型VRの10KΩ以上が手に入らないので、)試してみたのは、VR(=V.ADJ)の効きを良くするため、R20の値を半分(7KΩ)位にまで下げた事。
しかし、それを確かめる前に、何処かが壊れました。イテテ..●|~|_
(電流の流し込み過ぎで、HA17431Pが壊れたかも?)
やはり、(安全サイドで)VR値の方を、大きくすべきだったようです。(後の祭り♪)
低電圧域の補償
止むを得ず、V.ADJをB型VR-10KΩに戻しました。
ところが、基板を裏返して見ると、R2に並列に付加した10KΩが焼け焦げていました。(左写真<クリック>)
出力電圧が低い時にはいいのですが、電圧が高くなると電流が多くなり過ぎるようです。
仕方なく、前パネルのスイッチ(SPEED)を流用し、電圧を20V以上にする場合、手動で付加抵抗を切るようにしました。けど、不便!)
予備電源基板を弄っていて分かったのですが、可変範囲を広げる場合、基板毎で様子が異なります。
予想以上に出力電圧が上がったり(〜70V)、シャット・ダウン電圧も(24Vツェナー直列2個でも)45V辺りにあったりするので、同じ値(?)を使っているつもりでも、同じ状態にならず苦戦しました。
(“ま、これがアナログというものさ♪”と、密(ひそ)かに嘯(うそぶ)いてみたり。(^^;?)
擬似C型&LED点灯
可変抵抗器VRに並列に固定抵抗Rを付加して、“擬似的にC型にする方法”もあるようで、色々やってはみましたが、どれもあまり上手く行きませんでした。
結局、今回買って来たC型VRは、ほぼ予想通りの特性になるものの、不良箇所があるようだし、値不足で低電圧側の伸びが足り無いので、取り替えるのは止め。
代わりに(?何が)、50V出力で“NG”の赤LEDを点ける事にしました。(左写真)
(本当は、NGではないのですが、高電圧になる程明るくなるので、“注意喚起”の効果もあるかな?と...メータがあるのに無駄!か?)
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