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[141105]

CASIO YC-430ジャンクを、買ってみた

昔(?)、千円近くの値札が付いていた撮影用スタンドCASIO YC-430のジャンクが、先日安くであったので、買ってみた。(図2<クリック> \300税込み)

が、これには専用のデジカメEX-Z1000Yしか使えないそうで、手持ちのEX-Z1000では、どうにもならず。(参考情報:休八写真館さんに感謝!<(_"_)>)

実験的にEX-Z1000を使って(ホルダー側に細工をした上で)スタンドアロンで撮影してみたが、「補助照明」が必要だし、「シャッタ押し」もタイマを使わないといけない。(図1)
書籍の表紙撮影には使えるだろうが、その他の小物を撮るには(空間的)自由度が皆無?なので、物足りない。(まぁ、それがメリットでもあるのだが)

こんな特殊ジャンクの「専用カメラ」だけを、(廉価に)入手することも難しいだろうな。
...なので、(旨い案が見付かるまで)暫く寝かせておこうと思う。
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動作は不可
メーカ(CASIO)からこれのドライバ類が提供されているので、ちょいと拝借して実験してみた。
だが、案の定、電源は入る(図4<クリック>)のに、応答はつれなかった!(図3)
(...「電源が入っていないかUSB接続が出来ていない...」とか...ぞんなはずは、無いぞ!笑)

でも「照明」(白色LED4個)の方は、ちゃんと点灯する。
これの、物置面での照度は約150Luxほどあるから撮影には支障は無さそうだが、別の問題がある。(下記)
だが、これにEX-Z1000をセットした状態では、カメラ単独での撮影が出来ない。
電源を入れようとしても、入らないからだ。そこで、一工夫してみた。

スタンドアロンで使うために
位置決めが出来るのがこのスタンドのメリットなので、カメラは何とか固定した。(図5)
しかし、カメラ単独では操作が出来ず、撮影が出来ない。
その理由は、コネクタが差さっているからで、そのコネクタを外せば何とかなるだろうと、それを外しに掛かった。

面倒だったのは、「カメラ留め用の螺子」を留めるバネ・ワッシャを外すこと。
無理やり外したまでは良かったが、勝手に何処かへ飛んでった♪
(こういう小さいのは、決して見付からないのが、“当苑のお約束”)

バネ・ワッシャを外せば、「中板」は小ビス4個を外して簡単に抜き出せる。
そして、中に入っていた「中継基板」を取り除けば、コネクタが外せるのだ。(図6<クリック>

螺子留め具
(飛んで行った)バネ・ワッシャを探し回っても無駄なので、代替品を自作することにした。

使ったのは、少し固めの薄いプラスチック板(何かの蓋だったらしい...)に、5mmの孔を空けて、その周りを金切り鋏で整形し、一箇所に切れ目を入れた物を作った。(図7)

そして、それを使って「カメラ留め用螺子」を内側で留めた。(図8<クリック>

こうしておくと、「中板」が4本の小ビスを外すだけで取り出せて、「中継基板」を簡単に付け外し出来るようになるわけだ。
これで実用上何ほどの“得”になるわけでもないが、実験するには都合が良い♪
(元々は、「中継基板」まで開けさせたくないという意識があってのことだろうが、このワッシャは「中板」の上に付けられていたのだが)

スタンドアロンで撮影
準備が出来た...というか、邪魔な経路を外して、カメラ単独で書籍(「羽生の頭脳10」)を撮影してみた。
今度は、手動でシャッタが押せる。でも、僅かに台が揺れるので、「2秒タイマ」を使った。

やはり、「備え付けの照明」だと、(思った通り)本の表面からの反射で、余計な光ムラが出てしまう。(図9)
(しかも、画像の天地が逆だ!...勿論、こんなのはソフトで簡単にひっくり返せるが、僅かな傾き調整をする場合などは、慣れが必要)

表面の光ムラを減らすのに、現在使っている両側のアーム・スタンドを使ってみたら、結構改善出来た。(図10<クリック>
しかし、このままだと「背景」も良くない!何か無地の板でも敷かないと目障りだ!
...ふーむ...このスタンド、手間隙の掛かる割には、メリットが出し難いなぁ。

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