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[160117]
監視カメラ・ジャンクを、買ってみた

現在、時々監視用に使っているカメラは、ある範囲だけしか監視・展望出来ない。
出来ればもっと「広角」のカメラにするか、あるいは「電動」で向きを変えられるようにしたいと思っているのだが、それ等に関して、殆ど知識が無い。
今回は、「電動式」の構造や方法について少し情報を仕入れたいと思い、SANYO VCC-D454Vという監視用カメラのジャンクを買ってみた。(¥1、664送料込み)

外形の大きさから考えて、きっと(フォーカスやパンなどは)「電動」に違いない!と見て買ったのだが、中を開けてみたら完全手動」だった!(うへぇー)
おまけに、そのままだと丸っ切りピンボケ!
分解して、フォーカス調整をしたら、ちゃんと写せるようにはなった(図2<クリック>)が、こんな「手動式首振り」では意味が無いので、また別のを探さねば。
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何だ?これは!
本体の裏面に電源の仕様(+DC12Vか、AC24V)や、出力端子(VIDEO OUT)の表記があるので、左程、迷うことなくビデオ出力を取り出すことが出来た。

出力は、NTSCのVIDEO出力なので、これを(ポンコツ)変換器(図4<クリック>)を通して、パソコン用ディスプレイで見た。
だが、これには大いなるピンボケ画像・映像しか出て来ない!(図3)
はて、何が良いのか?悪いのか?

想像だが、こうした監視カメラには、オート・フォーカスやオート・アイリスなどは、標準的に備えてあるものと思っていたが、そうでもないらしい。

フォーカスの調整方法は?
フォーカス調整」に何か特別な方法でもあるのかと考えた。
もしかしたら、電源の供給の仕方が特殊で、AC24Vの方で何か、信号を通して小細工でもするのかな?と、ネット上を探し回った。
もう、メーカーのSANYOも廃業したことだし、半分諦めながら検索していると、Panasonicのサイトで、旧三洋電機の資料類がサービスされていることが分かった。(そのサイト

ただ、これと同じ機種はもう無い!
そこで、類似の機種(VCC−D550やD954Vなど)の説明書を調べたら、電源部の「AC24V」は、単に電源を変えるだけのもの(制御機能などは無し)でしかなかった。(図6<クリック>
これじゃぁ、“オートフォーカス機能”など、望むべくも無い!(泣)

手動調整だったフォーカス
その資料には、「手動」でフォーカス調整をする方法が書いてあった!

ということは、この監視カメラも、周りのカバーを外せば、調整ツマミがあるはずだ!ということに思い至った。

そこで、四苦八苦して、レンズ周りのカバーを外してみた。(図7 後で調べたら、これにも“外すコツ”がある。後述)

やはり、レンズ胴の周りに、完全手動(!)の「フォーカス調整ネジ」と「テレ・ワイド調節ネジ」があった。(図8<クリック>
レンズ胴の片側に小型モーターが付いているが、これは電源を入れ切りするごとに開いたり閉じたりするから、単なる「シャッター開閉操作」か、「絞り調整」をするためのものだろうと思う。

・・・ ということで、ちゃんと写りはするが、「電動機能を調べる」という点では有用ではなかった。残念!

追記:カバーの外し方
尚、「レンズ周りのカバー」の外し方が意外に面倒だったので、後でちょっと調べてみた。
VCC−D954Vの資料には、ちゃんと書いてあるのだが、後で気が付く何とやら)

カバー・ドームの両側を、押し潰すように押しながら傾けるとカパッと外れる。
その為の出っ張り・凸凹が、台座とカバー・ドームの両方にあった。(図9、図10<クリック>

これが分からなくて、当初は隙間にドライバを突っ込んだりしていたのだが、うっかりやって「カバー表面」に傷を付けてしまうこともあるから“外す工夫も大切!”って処かな。(苦笑)

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