[111006]

CANON IXY Digital 50ジャンクを、試験しました

以前、IXY Digital 800ISと一緒に買って来たままで、放ってあったIXY Digital 50(左写真)を試験してみました。

昔なら、事前に確かめもせずに、“修理前提”でバッテリを注文していたのですが、今回は(予感がして?)バッテリを買い足す前に手製アダプタを使って、“動作の可否”を調べてみました。

結果、「レンズ内ギアが滑る不良」で、修理困難な事が判明。これは、棄てます。(調べて、ヨカッタ!)
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バッテリの代用品(手製カップラ)
デジカメによっては、バッテリの代用として「外部直流電源+クリップ」などで間に合うのですが、今回のは、狭い奥に端子があるので手持ちのパーツでは無理!(左写真<クリック>)

“バッテリ代用の手製カップラ”は、以前数個作ったのですが、どれも合わず。
なので、今残っているものから一番近いのを、更に加工してみました。(左写真)
サイズが小さいのと、木質が柔らかいので、簡単に金鋸、糸鋸、平ヤスリで切断加工・整形出来ました。

手製カップラで動作
実は、この機種は裏蓋を完全に閉めないと、電源が入らないようになっていて、代用カップラからのリード線をどうやって引き出すか悩ましいのですが、元々それは考慮済み!

この機種は、バッテリ代わりに“同形状のカップラ”を用いるので、ちゃんと、下蓋からリード線を引き出せるようになっています。(左写真の丸孔部)

ただ、こんな処からリード線を引き出すと、カメラ自身の座りはよくないですね。(左上写真<クリック>)
(因みに、NikonCoolPix3200などは、横からコードを引き出す構造になってます)

そこから引き出したリード線に、約4Vの直流電圧を加え、電源SWを押したら、“義理義理義理♪”とヘンな音を立てながら、電源が入りました。
(でも、“お義理”にも、“レンズがちゃんと出ている”とは言えませんがね)

試写例
液晶画面には、何か映っていますが、どうやらピンボケのようです。撮影は出来るのですが、写った画像はとてもじゃないが、使えない!(左写真<クリック>)

ズーム・アップしようが、何をしようが、レンズを動かす度に、“義理義理、義理義理♪”と音を発しながら、レンズ内のギアが“お義理”で廻っている感じ。

もう、この時点で、このデジカメは諦める決心が付きました。
直して使うほどのメリットも無さそうだし、バッテリを買い足しても無駄になる!

不具合&手製カップラ寸法
買って来た時は、ちゃんとレンズ・バリアは閉じていたのですが、実験の後は、もう完全には戻せなくなっています。ま、いいけど。(左写真)
しかし、無駄にバッテリを買わずに済んで、幸せ!?

ところで、この機種用のカップラの寸法は、35x37x5mm3ですが、厚みは少し薄いかも。(左写真<クリック>)
また、電極位置は(推定によるものですが)、端部から約5mm、電極間隔は約7mmとしました。

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