[091110]

OptioS40ジャンクの修復に、成功しました

ジャンク・デジカメOptioS40(\700税込)の修復で、久々に“勝利”しました!v(^^;v
この所、デジカメ、ノートPC共に、修復に挑戦するも敗退続き で、少々落ち込んでいたのですが。(デジカメ例ノートPC例

今回もOptio(レンズはCASIO製)ですが、レンズが出たままのジャンク品で、修復が最も難しい部類。(かな?(^^;?)
これのレンズ筒を、正常位置に戻す努力をして、成功!
更に、(先回まで失敗して散々だった)電子回路系も無事で、結果撮影・再生もOKになりました。

単3型2本で動作するので、便利良さそうなのですが、OptioS(約110g)やOptioS5Z(約120g)よりやや重い(電池込み約170g)ので、胸ポケット用には難しいか?
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外殻分解
外殻は、前後ろ共にヘンなリード(フレキなど)が繋がらないので、外した後は面倒が無くていいのですが、一つ落とし穴が。

シャッタ釦やロータリ・ダイアルの在る天頂部は、へそ型小フック3個だけで留められていたのですが、無理にこじ開けたために、中央部のへそが取れてしまい、後でちゃんと閉じられなくなりました。(少し隙間が出来ます。とほほ!)

分解の次のステップは、押し釦ブロック。(左写真<クリック>)
(しかし、ここを作業中にブラブラさせていると、細いフレキが切れる恐れがありますね。これらは、早く全体を外す算段をしないと!)

各部の分離
“押し釦ブロック”は、“シャッタ釦”や“ロータリ・ダイアル”と繋がっていて、これらはビス両面テープで留められていたので、それらを外す/剥がすと、一連で分離出来ました。(左写真)
これで、心置きなくレンズ部の修復作業が出来そうです。

次に、レンズ部後部の“CCD保持部”を覆っている主基板を外しましたが、半田付け箇所が多い上に、厄介な事に6接点のフレキ半田付け端子があります。取り敢えず、それは外しましたが、ここは、後で問題が発生。(後述)
主基板を外した状態が、左/上写真<クリック>。

CCD保持部
主基板を外すと、“CCD保持部”が見えます。(左写真&<クリック>)
ここからレンズ部の修復が出来れば、再組立も楽ですから、何とかCCD保持部だけを外す工夫をしてみました。

ビス3個を外し(左写真下部の)センサ押え金具1個を外してフレキを緩めておいて、“CCD保持部”をそっと回転しさせながら無理矢理?抜き出しました。(ふうーっ、外せた!)
(ここから先、写真を撮る事を忘れて、必死に作業・・・)

レンズ筒の修正作業
左写真は代用例ですが、(出っ放しの)レンズ筒を収納するには、まず右上のギアを抜いておく事と、中の補助レンズを退避させておく事(これが、なかなか難しい!)が必要でした。(参考記事

更に、それだけでは素直に戻らないので、レンズ筒を叩いたり小突いたり捻ったり押し込んだりしていたら、途中でコキン!とショックがあってスムーズに戻せるようになりました。

写真左側のギア付きシャフト(?機能判らず)は、うっかりしているとレンズ筒内に抜けて落ちて、後で気が付く厄介物。

尚、補助レンズは、“CCD保持部”を差し戻せば自動的に退避出来るようになりますが、それまではレンズ筒全体は不完全収納状態です。

再組立時の問題
6接点のフレキ端子の“半田付け外し”、“再半田付け”もなかなか厄介です。(左写真)
外す時、ちゃんと半田吸取り線などで半田を除去してから、外せばよかったのですが、ずぼらをしたので、かなり長時間加熱。これは良くなかったようです。
更に、再半田付けの時位置ずれしたので再度剥がしたのも、拙かったようで、遂にフレキ上で断線が発生してしまいました。

端部の1本だけだったので、何とか細線で接続しましたが、もっと丁寧な作業をすべきだったと反省!
(しかし、半田付け箇所が多いのは、あまり嬉しくないですね。特に、フレキ端子は、やだ!)

結果
レンズ(筒)は、納まるべき所に納まったようで、レンズ筒の伸縮やピント合わせも適正なようです。
試しに、超マクロや普通の風景を撮影してみましたが、特に問題は無さそう。(左写真&<クリック>)

これで、一応修復は出来た!と思うのですが、ただ心残りは天頂部の隙間 で、使用にはそれほど差し支えはないのですが、如何せん見栄えが悪い!
(ふむ、も少し何とかならぬものか?)

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