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[150205]

ビデオ・ドアフォンのジャンクを、買って動作させた

最初に(1階に)設置されていたビデオ・インターフォン(Panasonic VL-V420)系に加えて、2階に親機サブ機を増設しようとしたら、元々の機能が低かったようで、拡張端子が無かった。
増設するには、高価な高機能機に買い替えねばならず、バカバカしいので、それはやめた!
代わりに、同じ機種を買って、手動スイッチで切り替える方式で運用(?)しているのだが、最近、それが不都合になって来た。(図2クリック
(2階に切り替えたままでいて、1階に居る時に「呼出音」が聞こえず、)宅配便などの「不在通知」がポストに入っていることが多くなった。

偶々、ビデオ・インターフォン|ビデオ・ドアフォンのジャンク品をヤフオク!で見付けたので、置き換えが可能かどうかを知りたくて、買って修理を試みた。(TELECALL TDF-M・W \1,300送料込み 尚、もう一台ジャンク\500を買って同梱購入)

不良の原因は電源系(12V)だったが、そこを修理する代わりにACアダプタ(12V,1A)で動作させてみた。
だが、これも「親子1対型」で、拡張(=2階への親機の増設)には使えないようだ。orz
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不動原因は?
説明では、“電源入らず”とあったので、恐らく内部の「AC-DCコンバータ部」の不良化だろうと考えていた。

何はともあれ、分解、分解!(図4<クリック>)
電源部は、扁平型B管の下の右横部にあった。(図3)

...で、「ヒューズ」は切れていなかった。
だが、その横の「チョーク・コイル」が妙に傾いていた...これは怪しい!?

その他の箇所や基板を、ルーペで調べ廻ったが、特に変な箇所は見付けられず。
ただ、電源系のICなどは調べ切れていない。
(後で考えたら、本当はこの辺りのICかトランジスタの不良化が原因ではないかと思うのだが)

チョーク・コイルの断線か?
「B802 n」と刻印されている「チョーク・コイル(CH1)」が、何故か斜めに差さっていて、調べてみたら断線していた。(図6<クリック>
原因は、これだ!...と勢い込んだ。

2本のリード線が端子部近くで切れていて、短くなっているぞ!...どうやら、“一度修理の為に外してみたのだが、その後差し直し方が、いい加減で拙かった”ような感じだ。
“深読み(?)”すると、どうやら此処が原因ではなかったのではないか?と思ってしまった。

兎に角、断線部を半田付けで繋いでから、確認したら、接続は回復した。(図5)
そして、取り付けてから「ダイオード・ブリッジ」の入出力電圧をみたら、150V近くのAC入力電圧、DC出力電圧が確認出来た。
...だが、その後がいけない!肝心のメインの出力電圧(8Vか12V?)が出ていない!
どうやら、「DC-DCコンバータ」が動作していないようだ。

別電源では?
ここで、修理の方法を3つ考えた。
第一は、この電源回路を追っ掛けて不良部品を交換する。
第二は、小型のAC-DC電源を買って、それを内蔵する。
第三は、ACアダプタで供給する。

まず、可変DC電源を使って必要電圧を確かめてみたら、約12Vほどらしいことが分かった。電流は、100mAも流れていない様子。(図8<クリック>
やってみたら、12VのACアダプタでも動作することも分かった。
不良部品の交換は、コストパフォーマンスも悪く、コストアップになりそうなので、やめた。(苦笑)

使えることは分かったが、増設機能が無いので目的用途には使えない!ってな結果に。
(これを、現用のインタフォン系の子機に繋いでみたのだが、ちゃんと動作しない。やはり、付属の子機でないとダメだった)

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