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[2018年6月7日]
可動型カメラQcam V-UCC22の能力を、探った 

時折、爆音が聴こえ、上空を通過する旅客機やヘリコプタなどを仰ぎ見ながら、これを机上からPC画面で眺められないか?と考えていた。
しかし、広い空の何処を通過するかは、その時々で随分違うので、固定カメラでは捕らえ難くかろう。
今回、偶々、上向きも出来る可動型USBカメラ(QCam V-UCC22)を入手したので、これがどの程度使えるかを探ってみた。

結果は、無残!...思ったほど機影を捕まえられず...音はすれども姿は見えず。
また、ズームがデジタル式なので、アップするほど映像が粗くなって、あまり面白味が無い。
でもまぁ、ラッシュ・アワー時には、同じ空域に2機、3機もの灯火が見えるのは、(旅客機の現物を間近で見たことがあるだけに、)ちょっとした“壮観”に感じる(図1、図2<クリック>)が、さりとて、日がな一日、雲ばかり・空ばかりを眺めているわけにも行かず。(苦笑)
まぁ、看視/監視映像なんて、本来は、そんなに面白いものでは無いはずなんだが、実はそうした系が稼動しているだけで、自分の“五感・感覚”がより広がった感じがして、愉快♪

本格的な旅客機発着の遠望なら、『大阪空港広角』や『大阪空港ライブカメラ』などを拝見していれば十分なのだが、それでは自耳に聴こえる音と映像が一致せず、(統合的な?)五感拡張という趣旨から離れてしまう。
さて、此処まで来たが、この先、“カメラ”か“空”のどちらを追っ掛けるか思案中。
 
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+++ 旅客機影と可動型カメラ設置 +++

取り敢えず、1台だけ設置してみたら、夜間の機影は、割合、発見し易いのだが、昼間は見逃し易い上に、カメラの視角/視野外を通る機体/機影も多い。
そこで、2台を据えて、視野を広げるようにしてみたのだが、これらの制御/コントロールは、一番後に起動したカメラ1台だけが可能なようだ。
先のカメラの制御をするには、後のカメラを“停止”して、先のカメラ1台だけにしないとダメらしい。
カメラ2台を別々に制御する?って話が、Logicool社のサイトにあったような気もするが、果たしてそれが可能なのかどうかは、確かめていないので、まだよく分からず。

それにこのカメラ、ズームするほどボケて来るので、あまり拡大もならずで、痛し痒し。「デジタル・ズーム機能」自体、今の場合、有用なのかどうか?判断に迷う。(図3)

...で、また、カメラ1台だけに戻した。(図4<クリック>

+++ 画面の組み合わせ +++

この可動型カメラを、「4画面表示系」の中に組み込んでみた。(図6<クリック>
視野を固定して待っていると、爆音は聴こえるのに、なかなか機影が見えない。
それに、距離が遠いと、豆粒ほどにしか見えないから、目視するのも一苦労。(図5)
後は殆ど、静止画のような空や雲の映像ばかり...これでは、ちっとも面白くない!(苦笑)

...時々、鳥が横切るのを見て、もし上空にドローンを飛ばして俯瞰出来れば、“鳥の視点”が持てることになるから、もっと面白いかな?と思った。
いや、風景はさして変わり映えしないし、途中で落とすと大変だし、法規制もあるから、楽しいのも一時的か?...と思ったり。

このカメラで、改めて気が付いたのは、高精細度/高解像度のセンサー(CCDやCMOS)を使っているからといって、“緻密な映像”が撮れるわけではないこと。
むしろ、それは視野を広げるためだけに使われるので、ワイド用としては適している。
この可動式も、“メカ増強式ワイド”と言えようか。...しかし、望遠には不向き!

望遠には、VGA(640x480)かQVGA(320x240)で、意図的に視野角を狭く設計したカメラの方が有利みたい。
今、一番望遠に向いているのは、3D Webカメラ[CS-3DW300で、“感度”や“環境温度特性”はあまり良くないが、「(スマホ用)望遠レンズ」を付加しても周りのケラレが少なく、一番綺麗に撮れる。



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