[表紙頁]へ  関連記事の目次へ

[2018年1月11日]
看視カメラ系の、改善状況 
現在、USBカメラ(室内用)6台を外気に曝しながら、家の周りの看視用として働かせているが、雨風には何とか耐えてはいるものの、どうも、暑さ寒さには弱いようだ。
寒い朝などは、ちゃんとした映像信号が取れないカメラがあって、「切替用自作プログラム」が、途中で立ち往生してしまう。
一々、リセットせねばならず、結構手間が掛かるのが現状。

今回、それを改善する為に、「USB中継ケーブル」を短く出来る箇所を、短くした。
これで、系がかなり安定し、寒い朝でも、1秒毎の切り替え表示(実質、切り替えに2秒〜3秒掛かる)で継続的な看視出来るようになった。(図1、<クリック>で動画1)

この看視系は、“犯罪予防・監視用”というより“日常生活の補助用”で、例えば、今日は“ゴミ出し日”ではないはずなのに、はて?なぜダンボール類が出ているのだろう?...あっ!有価廃品回収日なのを忘れていた!とか。(苦笑)
“宅配便の車”が家の前に停まったようだけど、こちらかな?お隣かな?...あ!こちらだ!とか。
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

+++ 異種カメラの併用 +++
現在、使っているUSBカメラは3種で、それぞれ“有り合わせ”に近いが、それぞれに特質・得失がある。(図2)

LifeCam HD-3000Microsoft製)
  加工で、“235”の超ワイドレンズの取り付けが出来る。時々、勝手に低分解能(160x120)になる。
   道路を広く見渡せる場所に設置。

CS-3DW300(3Dカメラ、廉価放出品)
  望遠やワイド・レンズが取り付け易い。低温度・気温では、信号の質が落ちる。
   望遠で、遠望したい場所に向けて取り付け。

TechNet C016類似(無銘 廉価放出品)
  選別品は、低温度でも信号が安定している。望遠やワイド・レンズが取り付け難い。
   親機(ノートPC)から離れた・遠い場所に設置。


これらの選択や設置は、当初から考え抜いてやったわけではなく、試行錯誤の末に、それぞれの個性・特性に合わせていたら、こうなって来た。


+++ USB中継ケーブルの短縮 +++
一番離れた/遠いカメラまでは、「USB中継ケーブル(5m)」2本、「USB-HUB」2個と、「カメラ自体のケーブル」を直列にすると、およそ12m程の距離になる。
遠い端の「USB-HUB」に、C016類似カメラを2台を据えているのだが、やはり冬の寒い朝などは、信号読み出し不調になり、“切り替えプログラム”まで固まって(フリーズ状態)しまう。
他の“標準的な読み出しプログラム(例えば、amcap.exeなど)”を使っても、映像信号が出て来ないことがある。

今回、その経路を見直して、「USB中継ケーブル」を5m長のものから、3m長を買って来て(¥250税込み)、それに変えた。(図4左側←右側)
これで、寒い朝でも問題無く、(一発で)映像信号が取れるようになった!(万歳♪

最遠部では、[5mケーブル]+[HUB]+[3mケーブル]+[HUB]+「カメラ・ケーブル(約1m)]となる。
「USBコネクタ部」がやや甘い勘合なので、沢山の結合点があると、それらの接触不良が気になる処だ。
幅広のビニール・テープで、両方を取り巻くようにして留めているが、十分かどうか自信が無い。
不調になれば、やり直せばいいのだが、屋根の上をごそごそ歩き回らねばならないから、ちょっと億劫。


+++ Microsoft製カメラの問題点 +++
超ワイド・レンズを抱かせてあるMicrosoftHD-3000カメラだが、意外な欠点がある。
時々、(多分他のカメラが不調で、信号の伝送速度を落とさざるを得ない時、だろうと思うが、)160x120というとんでもなく低い分解能になってしまうことがある。(図5)

こうなってしまうと、一旦、PCの電源を落とさないと、元の640x480に戻せないので、往生する。プログラムの再起動だけでは、直らないからだ。

まぁ、こんなラフな風景映像でも、現実には左程困りはしないが、他のカメラの鮮明な映像が後に続くと、気持ちが良くない。
大体、勝手に“低分解能”に変えてしまい、後で状況が良くなっても元に戻さないのは、迷惑な話だ!
“無駄な除染作業”の継続や、“東日本大震災特別税”みたいなもんで、何時まで経っても、取られ続ける税金と同じだな。


+++ USB-HUBの増設 +++
USBカメラは、ケーブル経由では“ハードウェア・リセット”が出来ないようなので、PC(DELL D430)の後ろのUSBコネクタを引っこ抜くことにしている。
しかし、その手法は、不便で仕方が無い。

そこで、“スイッチ付きのHUB”を噛ませることにした。(図6)
このスイッチの切り入れで、一応“ハードウェア・リセット”代わりにはなるだろう。

無電源(バス・パワー利用)では、あまり調子が良くなさそうなので、5Vの別電源(セルフ・パワー?)を与えてある。
従って、最遠部では、
[30cmケーブル]+[SW付きHUB(2ポート使用、5Vセルフ・パワー)]+[5m中継ケーブル]+[4ポートHUB(3ポート使用、バス・パワー)]+[3m中継ケーブル]+[4ポートHUB(2ポート使用、バス・パワー)]+「カメラ・ケーブル(約1m)]となる。
そこまでは良かったのだが...


+++ カメラ不調時の映像 +++
...ところが、後日、どうもこれを入れたが為に、系がもっと不調になってしまった。
夜間、暗くて寒くなると、映像信号が取れないどころか、“カメラ不在”の状態になる。つまり、カメラが繋がっていないってことになってしまった。(トホホ!)

泡喰って、そのHUBを外して、直接PCに繋いだら、やはり“カメラは存在する”に変わった。...やはり、不便だけど、これは付けない方が良さそうだ。

因みに、信号の質が悪いカメラの映像は、悪い時には、緑一色(時にはピンク色も混じる)で、しかも、上下が逆様だったり。(図7)
どうも、“同期”のタイミングがずれてしまっているようだ。
これを直すには、幾度か根元の「USBコネクタ」を抜き差しするか、PC本体の電源を落とすしかない。

お金を掛けて、ちゃんとした看視システムを組めば簡単なんだろうけど、ジャンク品の組み合わせで、ごそごそやってるから、何時まで経っても落ち着かない/収束しない。でも、看ているだけよりも、弄っている方が楽しいのも事実。
これを称して、“器用貧乏で、貧乏暇無し”(苦笑)


[表紙頁]へ  関連記事の目次へ