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[2018年9月23日]
ナビ機 SP-501を、買ってみた 

PC110」の表示部改善の一環として、小型液晶パネルを使っている“ハンディ・ナビ機”や“ポータブルDVD機”のジャンク品を入手して、そのインターフェースを調べているのだが、PC110との接続が容易なものは、なかなか見付からず。(...まぁ、木に竹を繋ぐ話だもんなぁ)

ポータブルDVD機”(のジャンク品)は7型のものが多く、「PC110」との組み合わせだと、大きさもチグハグだから、合うとしても、“別置きディスプレイ方式”か?
ハンディ・ナビ機”(のジャンク品)の方は、5型クラスが、電気的な面は別にして、空間的には組み合わせ易そうなので、今回、5型ナビ機のジャンク品(Navia SP-501)を買ってみた。(図2<クリック> 総費用¥610送料込み)

本体の動作は正常だったが、「ナビ・ソフト」は壊れていた。(図1)

別機種(CH-4304)のナビ・ソフトを転写して、確認したら“ナビ動作”も正常になった。
しかし、分解しようとしたら、ビスが一本錆付いていて、どうしても抜けない!?

...壊して中を確かめるか?...このままナビ機として置いておくか迷った。
が、「CH-4304」の中の写真を見直してみて、この「SP-501」も、やはり、それに似た(仮称)“LCD直結型デジタル信号線群”と推測出来るので、壊して確認するのは保留にした。
この“LCD直結型デジタル信号線群”は、ドライバLSIと液晶パネル間が密過ぎるので、「PC110」からの信号を割り込ませることは、空間的にも電気的にも難しそうで、可能だとしてもそんなのに挑戦する気力も湧かない。
結局、ナビ機として動作確認をしたことで、お茶を濁す。
 
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+++ ナビ・ソフトを転写 +++

この「SP-501」、電源スイッチを押してみると、バッテリはまだ活きているとみえて、動作を開始。
タッチ・パネルの感度はやや鈍いが、反応は正常だ。
ナビ以外の機能も、ちゃんと起動出来るが、“ナビ機能”が異常のようだ。

入っていたmicroSDを外して中身を見ても、正常か否かは不明。
どうやら、ホルダーSDMMC\NaviOne内のNaviOne.exeが壊れているらしい。

これの立ち上がり画面が、手持ちの「CH-4304」と良く似ているので、それのmicroSDを取り出して、アダプタを使って、これに差してみた。
・・・思った通り、ちゃんとナビ機能も働く♪

ならば、壊れたSDの方へコピーしてはどうか?...む、コピーではだめだった!
やはり、クローン作成方式でないとダメか。
si-Linux社製の「DD for Window」を拝借して、クローンを作成。(図4<クリック>) そのクローンSDで、上手く動作させられた!
このジャンク品も、“ハンディ・ナビ機”として使えることが分かった。(もう、主役には、なれないだろうけど)

+++ 錆付いたビス +++

動作確認を済ませた後、そろそろ内部のインターフェースを見てみようと、分解を始めた。
しかし、1本のビスが錆付いていて、どうしても廻せず、外せない。(図5)
他のビスは、溝がしっかり残っていて、外すのは簡単だったんだが。(図6<クリック>

この錆びたビスは、最後の手段として...半田鏝の先で加熱して、周りが軟らかくなった処で、ビスを廻せば...もしかしたら、外せるのではないかと思っているが、まだそれをやる決心はしていない。
こんなのには、加熱しながら廻せる「細ドライバ」があれば助かるんだが!と思ったり。

しかし、壊してまで、中を見る必要があるか?と自問自答してみて、その前にやれることがあるのに気が付いた!
それは、同じメーカー製品らしい「CH-4304」の中が参考になるかもしれないってことだ。


+++ CH4304のLCD端子部 +++

探したら、以前「CH-4304」の中を撮影した写真が数枚残っていた。(図7、図8<クリック>

それをみると、結構、端子の本数が多いし、映像信号は、“複数本のデジタルRGB”で供給されている様子だ。
これを見ると、やはり、小型のナビ機の内部には、外から分け入る隙間は、無いのかもしれない。
強引にやるとしたら、基板全体を丸抱え出来て、アナログRGB入力が突っ込めるようなナビ機を探すことではないか?と思う。
まぁ「液晶パネル」だけを流用しようという案は、ちょっと虫が良過ぎるし、まず無理だろうな。

このナビ機なら、本体機能を利用するとしたら、SDカード内の動画ファイル経由くらいしか無いか。
あるいは、USB経由はどうなんだろう?...しかし、VGA→USB変換なんて、見たことも聞いたことも無いし。(苦笑)
やっぱ、その方へのアプローチは無理・無駄かも。

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