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[二〇一六年九月二十七日]
熱圧着シーラーを、買った

昔から、(無駄なのに)道具としての「熱圧着シーラー」が欲しくて仕方が無かった。
電子パーツを買った時に、店頭で、小さなビニール袋をこんなので封をしてくれるのを見ながら、「あぁ、これはいいなぁ!」と思わず慨嘆。(...どうせ、その小袋は後で破って捨てるだけなのだが)

その後、百均店でも小型(ハンディ・)シーラーを見掛けるようになり、それを幾つも買って来ている。
でも、これの問題は、加圧部が狭い/短いので、長い距離をスライドさせなければいけないので、素材が軟らかいとシール・ラインが“曲線”になり勝ちだし、場所によって“圧着ムラ”が出来てしまうことだ。

なので、遂に、一瞬で直線的にシールが出来るこんなシーラーを買ってしまった。(図1 総費用\1,451送料込み)
これのシール幅は2.5mmで、実は、「圧着後切り離しタイプ」の方がよかったのだが、値段との相談でこれにした。(図2<クリック>

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現物

これには、2本の「予備ヒーター」と2枚の「耐熱シート」が(サービス品として?)付けられていた。(図3手前のもの)

「本体」の、非使用時には、跳ね上がる上レバーを押さえ込むために、硬めの「プラスチック材」で抱え込むようにして止めている。(図3)
使用時には、それを後ろにずらして、外しておくようだ。(ちょと、面倒臭いが)

ACは、(中華製だが)日本向け100V仕様のようで、ACコードは筐体の右側にある。
そして正面には、「タイマー・ダイアル(1〜8)」がある。
このダイアル数字には、あまり意味は無さそうで、単なる目安!
(しかも、「被接着材」の厚みによって状態が変わるので、実際には毎回“試し焼き?”をして、確認した方が良さそうだ)

「加熱部」の構造は、至って簡単なようだし、力任せにビスを締め込んだ形跡があり、「押さえ板」が凹んでしまっている。(雑ッ!)

圧着幅と曲がり修正

兎に角、試し焼き(?)してみたら、一応接着は出来たものの、接着幅約2.5mmの中央で切って、分離しようとしたら、かなりラインが曲がっていることに気が付いた。
これを、カッター+定規を使わずに、ハサミで切ったら余計に曲がりが出てしまった。(図5)

何度か試したが、やはり曲がりが生じている。

そこで、両側の「金属製押さえ」を外して、「熱線部」の“引っ張り具合”や“直線性”を見たら、存外にゆるゆるみたい。(図6<クリック>
ビシッと直線にしたいなら、もう少し工夫・手直ししないとダメかも。

しかし、構造が簡単な分だけ、こうした狂いも大きいが、素人が手を入れる分にはやり易いことだ。(私は、こんな方が好きだ!笑)

袋の試作と試用

最終目標は、スマホの「ピッチリ透明カバー」を作ることだが、まだ完成には至っていない。(図8<クリック>

“熱線の手直しと確認”の前後で、練習も兼ねて、せっせと“試し焼き/圧着”を繰り返してみた。(図7)
材料のポリ袋の費用も多寡が知れているので、気の済むまでやって居れる。(笑)
袋が上手く出来るようになれば、次は、「B7版透明ポリ袋」探しになることだろうが、未だ今は、百均店品の18枚〜25枚入りで間に合わせている。

こうした作業が苦にならないのは、やはり、“道具の持つ面白さ”なんだろうなと思う。
(それを愉しむのは私達男性の特権で、多分、女性には通じない/理解し難い話だろうとも思う。彼女達は、きちんと出来上がっているモノには興味があるが、その途中の過程には、殆ど関心が無いらしいからだが)


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