[表紙頁]へ  関連記事の目次へ

[2019年5月7日]
看視カメラの窓配置を、変更出来るようにした 

その内、取り掛かろうと計画はしていたのだが、ついつい延び々々になっていた「カメラ風景の配置換え」を、やっと実行した。

その切っ掛けは、偶々、家人が見た際、“これ、何処が何処か良く分からず!”と宣ふたことにある。
自分で準備して、自分で見ている分には、バラバラな窓の配置/風景の非連続性でも、別段、苦にならない。
だから、ずっとヘンチクリンのまま放置してあったのだが、やはり、適正配置にしておいた方がよかろうと、決心して、「表示プログラムの改造(UCam10.exe→UCam12.exe)」を試みた。

色々な案を考えてみたが、最後は、一番簡単な「ワンパターン方式」、つまり、自動的に決まる「初期配置」と他の望ましい「適正配置」の2パターンを、「配ボタン」ワンクリックで切り替える方式にした。
その「適正配置」情報は、前もって「初期設定ファイル(UCam12.ini)」にテキスト数字として書き込んでおいて、「表示プログラム UCam12.exe (実験・確認用:UCam12.zip)」起動時に、読み込む。

試行錯誤の末、一応、望み通りに動くようになった!(図1、図2<クリック>

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

+++ 「初期設定ファイル」で配置換え +++
実は、面倒さを厭わなければ、“窓”を手で動かして望みの位置へ置き替えることも出来るのだが、「表示プログラム」をリセットした場合には、また手動で再配置をしなければならない。

やはり、やるなら一挙動で再配置が出来るようにしたい。その為には、“対応表”を用意すれば良かろう。
その対応表を数値列を、「初期設定ファイル(UCam12.ini)」の数値列の後に付け足した。(図4 UCam10.iniは、以前の例)
場所を変更したい時には、「テキスト・エディタ」(例えば、「メモ帳」など)を使って、窓順序に相当する数値を、書き換える。
尚、「 9 9 」は区切りとして置いてあり、この例「 9 9 2 4 6」では、“最初に認識したカメラの風景「順序:1番」”を、“左から2番目の窓位置”に置くことを意味する。「順序:2番」のカメラの風景は、“左から4番目の窓位置”(実は、1段下の左端)に置くの意。

「表示プログラム」の方は、“カメラ映像”を、表の数値に従って“窓位置”に置く方式にしてある。(図5<クリック>
“窓位置”は固定値なので、もし式と変数が使えれば「表示プログラム」は“繰り返し文”で、簡単に書けるはず!?と思ったが、そうは問屋は卸してくれず。
結局、“case文”を使って、“場合分け”する方式にせざるを得なかった。


+++ 屋外風景の位置変更 +++
室内風景で上手く行ったので、屋外風景に適用してみた。
こちらの方も、問題無く“窓の位置”の変更が出来る。(図5、図6<クリック>

勿論、「適正配置」とはいっても、視野の大きさや角度などがカメラ毎で異なるし、色合いや分解能なども違うので、綺麗でシームレスなパノラマ風景にはならない。
良い点は、例えば、下左窓から現れた自動車などが、下中央を通って、下右窓へ抜けて行く様子などもスムーズに見えることだ。(図6<クリック>の下部3風景)

これを見ながら、“看視カメラ用”として、“横方向に細長い帯状の高分解能センサーを備えたカメラ”+“横長魚眼レンズ”があれば具合が良いのに!と空想している。
見上げるのではなく見下げる形になるので、「下向き球形ミラー」などを使ったアダプタが有用かもしれない、とも思う。


[表紙頁]へ  関連記事の目次へ