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hp compaq 6715s不動ジャンクを、分解して調べてみました *廃棄:2012年2月5日
以前、HP機のジャンクが安かった頃_!数ヶ月前_に買ったhp compaq 6715sの_電源が入らない_不動ジャンク。_左写真 総費用\991送料、手数料込み_
何とか、原因の特定≒「ショート箇所」を探るべく頑張ったのですが、やはり今回も“曖昧結論”で、ホシ_犯人_は挙がらず迷宮入り。
それらしいデバイスを一つずつ外しながら“ショートの有無”を調べたけれど、“これだ!”というのが確定出来ず。_左写真<クリック>_
むしろ、探索順路・場所を逆から追った方がよかったのかもしれないと、最後に気が付いた。
_実は、これに近い話は、以前にもあって、その時は不良デバイスが略確定出来たのですが_
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電源を短時間接続
このジャンクは“電源が入らない”ので、多分、何処かの電源ショートだろうと、電源系統だけを追っ掛けて行きました。
標準のACアダプタを使うと、内部がショート状態の時には_保護回路の効果で_電圧ゼロになるため、実験の役には立ちませぬ。
なので、別途、電流容量20V,3Aの外部電源を使う事にしました。_左写真<クリック> これでも、電流容量が不足でした_
それで、電圧の出具合をテスタなどで追っ掛けて行くと、U12_コンパレータLM393_のピンNo.8に_供給電圧と同じ_+20Vが来ていました。_左上写真_
他方、直ぐ近くのU13_コンパレータAS339_の電源供給端子No.3には、電圧が通っていなくて“停電状態”です。
仮接続する
その間を線でちょっと繋いで見ると、CPUファンが少し動き、大電流が流れました。
そこで、_例の危険な技/業_わざ_なのですが、_それをスイッチに替えて、短時間だけONにして大電流を流し、各所の様子を見る手法を採る事にしました。_その様子の動画_
これで、発熱する箇所を指先で調べながら、何処まで大電流が通って行き、どの辺りでショートしているかを探してみました。
発熱チップのチェック
大電流を流した時、よく発熱するのはスイッチング用MOS-FETですが、あちこちのスイッチMOS-FETが“発熱”していました。_左写真&<クリック>_
それらを剥がしたり、再度半田付けをしたりして、電流の流れる様子を見たのですが、どうもこいつらの経路ではなさそう...?
また、これら以外にも、電解コンデンサなどもチェックして、怪しい物は、尽_ことごと_く外してみたのですが、“ショートの原因”はそれらでもないですね。
ショート原因デバイス探し
熱かったIC-55BR_左写真_を外したら、今まで、_スイッチを入れる度に_流れていた大電流がぴたりと止まりました。でも、これも単なる中間スイッチでしょう...
だから、この以降の経路に“ショート原因”があるはずなのですが...でも、沢山の行く先があるようですね。
そこで、一大決心をして、可能性のある基板上のデバイスを一つずつ_高温度ブロワで加熱して半田付けを熔かしながら_剥がして、大電流が止まるかどうかを調べてみました。_左上写真<クリック>_
しかし、外せども外せども、どれも原因デバイスではなさそうです。orz
最後?のデバイス
ほぼ終わりに近くなって、51100というスイッチングMOS-FETを外したら、今まで3A以上だった電流が_適量?の_1Aになりました。
ということは、問題はこれ以降の経路だって事ですね。
ここで、改めて気が付きました!
ここの基板裏側には、外部補助バッテリ用接続端子があり、当初その傍のダイオードが焼け焦げていたのでした。_左写真<クリック>_
_実は、nx6310不動ジャンクでも同じことが起きていた_
一番最後に、この付近からチェックを始めるべきだったのでは?との疑念が湧きましたが、後の祭り!
それと、もっと大電流を流せるDC電源を使って、「ショート箇所を燃やす!調査方法」も考えておいた方がよいかな?と考えてますが、どうなりますやら。
今回は“電源入らず”の原因のはずだった“ショート箇所”を突き止められませんでした。悔し!
ジャンクの風味
話変わって、近頃、ネット・オークションで見掛けるHPやDELLの高級機ジャンクの廉価入手が、ホント難しいです!_無理をして失敗しそうなので、今は控えてますが_
高級機で、ジャンクとして出て来る台数が少ないと、“二箇一”、“三箇一”で修理するのは、コスト・パフォーマンス面でかなり損です...それなら「動作品」を選んだ方が得ですが、それも高値過ぎて手が出せない。トホホ!
_ふーむ、高級ジャンク漁りが難しい時代です_
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