[表紙頁]へ  関連記事の目次へ

[令和二年二月二十日(2020.2.20)]
iPad2(A1395) 2枚目ジャンクを、修復した

このジャンク(iPad2 A1395)は、“酷い二重苦(タッチ・パネル・フレキ切れ、電源ボタン・フレキ切れ)”だったし、既に、必要な1枚は完成したので、もう無理な修復などは止めようか?と思っていたのだが、偶々「パーツ付きフレキ」(3枚¥988送料込み)が入手出来たので、「タッチ・パネル」をもう1枚買って(¥1,780送料込み)、修復を試みた。

「電源ボタン」の処で悪戦苦闘したが、何とか、正常に動作するようになった♪(図1)
(しかし、こんな作業は、幾度もやりたくない!...でも、またやるんだろうなぁ)

実は、「電源ボタン」の後ろのビス留めが、ある理由で不完全なのだが、この際、それには眼を瞑って、“気合だー!”と、全部/前パネルまで閉じてしまった。
幸い、運も“味方”になってくれたようで、現在、至極正常に動作している。(図2<クリック> 左側)

“動作品”が増えてしまったが、少なくとも1枚は、場合によってはアプリと一緒に、やってしまうつもりなので、溢れて困ることは無かろうと思っている。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

+++ 電源ボタン部の修復 +++

このジャンクの最大の問題は、「電源ボタン」がまったく効かず、其処への“接続フレキ”が切れていたこと。(図3)
幸い、「ヤフオク!」で「パーツ付きフレキ」だけを購入することが出来た。
これには、2種あるらしいが、2種とも買った。(図4<クリック>)
適合品(上側:上述)3枚と、別タイプ(下側)2枚¥500送料込み。

各パーツの裏側や要所に接着剤が付いているのだが、一番問題だった「電源ボタン」下のスイッチの裏側の接着剤の接着力が弱くて使い物にならなかった。(尤も、それは、断り書きがあって、承知の助だった)
しかし、ここに在り来たりの(百均)両面テープを使ったら、後で困ることになった。
(本来は、超薄型のテープが必要だったようだ)


+++ 困難な作業? +++

兎も角も、超強力接着(とかいう)両面テープを細く小さく切って、「電源スイッチ部」の裏側に貼り付けることにした。
当初、「電源スイッチ部」から一番遠い箇所から順に、配置・接着して行ったのだが、最後にはどうしても上手く行かず。
結局、スッタモンダで、フレキ1枚を失敗した。

次に、一番最初に「電源スイッチ部」を固定してから、逆方向に留めて行く方法に変更。
だが、ここの固定の方法に、頭を悩ませた。(図6<クリック>)
外側に出るべき「黒頭ボタン」の「取っ手」は、其処にフレキなどは通さず、素直に押し込んで、「取っ手」は下(本体)側に落としておくだけで良いようだ。
その上から、「微小押しボタン」を貼り付けたアルミ・ダイカスト板を押し付けて、ビス留めする。
結局、「小押しボタン」の“クッション性”と“クリック感”だけが、頼りというわけ。

ところが、「微小押しボタン」を貼り付けた“両面テープ”の厚さが、必要以上に厚かった為か、ビスを完全に絞めると、スイッチのON/OFFが出来なくなった。
あれこれ試した挙句、“ビスを完全には絞めないこと”にした。
その代わり、途中のフレキの要所々々を、手持ちの(流動性の高い)瞬間接着剤で固定し捲くった。
(買ってあるこの百均接着剤は、流動性の高いモノなので、狭い隙間に浸透して固着してしまうので、「微小スイッチ」の近くでは、矢鱈には使えないのだが)


+++ 邪魔モノ/(電源オフ表示)が出た! +++

作業を(上手く?普通に!)する為に、邪魔になる基板を、移動させざるを得なかった。
この「細長い基板」は、邪魔になるが、これは、単独では完全には外せないし、むしろ、外してはいけないようだ。
で、動く部分だけ、横にどいて貰うだけにした。(図7)
後で、ちゃんと復元出来るかどうかを心配したが、大丈夫だった。

組み上げ途中で、「電源ボタン」のテストをしたかったのだが、やはり最後まで組み立ててしまわないと分からなかったので、「液晶パネル」と「タッチ・パネル」まで接続した。

電源をオフ出来ていなかった所為で、バッテリが殆ど枯渇状態らしく、しばらーく充電してからでないと、何も反応が出ず。(汗・アセ...)
今回は、30分程度の充電で回復し、「電源ボタン」を長押ししたら、反応があった。
そして、暫くして、“電源OFFの表示”が、やっと出た!(図8<クリック>)
(...長い時を待つ間、色々な代替案を考えたが、一番手っ取り早いのは、新聞紙で挟んでおいて、上から思いっ切り踏み付けるってのはどうかなぁ...とかいうのもあったが...それは、思い留まった)


[表紙頁]へ  関連記事の目次へ