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[141230]

VersaPro用SXGA+液晶の赤化画面を、改善した

先日、明るいものに交換したメイン機(PC-VY20M/W-5)の「SXGA+液晶表示部」だが、外した方のSXGA+表示部は、当苑ではまだ貴重で、廃棄してしまうのは勿体無いし、さりとて赤化したままで保存しておいても使い難いから、思い切って蛍光管(CCFT)を入れ替えて、“明るさ改善”をすることにした。(図2<クリック>

実は、“蛍光管の交換”は、(14型までは経験があるが)15型は失敗ばかりで、こちらは鬼門にしていたのだが、今回は“だめ元気分”の強気で頑張った♪
(頑張り過ぎて、新しい蛍光管を1本折ってしまったのだが...啼...アホー、アホー)
新しい蛍光管の安価なのを、ネットで見付けて補充。(長さ310mm、直径2mmm 4本 \1,562送料、手数料込み)

この「液晶モジュール(LTN150P4-L03)」の「蛍光管スリーブ」と「押さえ金具」の外し易さ、組み直し易さもあって、今回の蛍光管入れ替えは、望外の成功体験だった!“明るさ”もばっちり!!(図1)
ただ、瞬間接着剤の使用がアダになって、左下隅に、“明るさ不均一な領域”が出来てしまったのは、痛恨のミス!...目立たないから、我慢出来るが。
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蛍光管部取り外し
蛍光管のモジュールからの取り外しは、単独だと、管を折らずにやるのは殆ど不可能に近い(!)ので、必ずスリーブ(鞘)と一緒に取り出すつもりだった。
が、この「蛍光管スリーブ」は「抑え金具」と一体化されているようで、多少の難しさはあったが、比較的安全に外せた!(こりゃ、幸先がいい!もしかして、楽勝か?)

難しさ”は、「枠金具」から「導光板」を少し外してずらしながら「抑え金具全体」を取り出す“操作”の処にある。(図4<クリック>
ここで、「蛍光管&スリーブ」を折らないように取り出すのは勿論のことだが、更に「導光板側面」を手脂で汚したり、各シート類の間にゴミを落としたりしないように、注意しないと、後で泣きを見ることに。 ...実は、私は、その両方をやってしまったのだ。トホホ!

「抑え金具全体」が上手く取り外せれば、“蛍光管の取り出し”は駱駝、いや楽だ!(図3)
尚、“プラ枠の欠片”が気になったのだが、これは潔く捨てるべし! ...これの修復に拘ったため、後で臍を噛んだ。

新旧蛍光管の発光の様子
新規に購入した蛍光管を点灯試験をした。
新しい蛍光管は、やっぱ白くて明るい!(図5)

ついでに、取り出した旧管も調べてみた。
こいつは、点灯開始時は赤い。 ...でも、暫くすると、白く明るく輝くように見える。
人間の眼は、“直射光”には騙され易いから、計器などで数値比較をする方がいいのだが、今はそんな余裕は無いので、取り敢えず“点灯”と“赤味”の確認だけ。

新しい方の電極端子にリード線を半田付けして、小カバーを被せてから、スリーブに収納するが、「ゴム・リング」を3個忘れないように嵌めておいた。
(これは、無くても何とかなるだろうけど、“光ムラ”や“防振”の意味からは、入れておいた方が良いと思った)

電極端子」へは、本来なら「リード線(の金属部)」を1,2回巻き付けてから半田付けをすべきなのだが、今回は(気分的な余裕が無くて)手抜きをして、そのまま“チョン付け”したのだが。 ...その内、手直しが必要になるかなぁ。(--;?

失敗箇所(瞬間接着剤の害)
「押さえ金具全体」を外した時、内枠の一部が「欠片」として落ちて来た。
これは、蛍光管の端部がかなり高温度になるので、その熱で「内枠」が劣化していたらしいのだが、その一部がビスを外す時に折れて分離したようだ。

これが無いと、後でビス留めの際に、「留める台部」が無くなるので、何とか接着しておきたかった。(図8<クリック>
しかし、ここに(シアノアクリレート系の)瞬間接着剤を使ったのは、間違いだった!

接着性が悪く、結局は接着出来ず、その上、接着剤の揮発成分が、「導光板」や「拡散板」、「レンズシート」などを浸蝕して、“光ムラ”を生じさせてしまったからだ。(図7)
(頭の中では警鐘が鳴り響いていたのだが、少しだからいいだろうと多寡を括っていたのだ...愚か!)

結局、この破断箇所の小片は、外れたまま捨てたのだが、実用上何も支障は無さそうだ。

その他の不具合 (気分的な余裕が無くて、写真撮らず)
最初に点灯試験をした時、“黒いゴミ”が画面右中央付近に中一個と、下方に小一個が見えたのと、「導光板」の綺麗な側面に、うっかり“手垢、手脂”を付けてしまったことだ。

黒いゴミ”は、掻き出すわけにはいかないので、(写真用の)「ハンド・ブロワ」で、「導光板」や「各シート」の隙間からしつこく、シュッ、シュッ!と風を送って、吹き落とすことを狙ってみた。
それで、吹き落とせたらしい!(ヨカッタ!)

手垢、手脂”の方は、ティッシュや綿棒で、ひたすら拭い取ったのだが、取り切れたのかどうか良く分からず。
いずれにしても、「導光板側面」の平滑性、清浄性は、大変重要だと聞いているので、気を遣い過ぎるくらいがちょうどいい!だろうと思う。

GASX+表示部の扱い
こうして、有事に(とても無事とは言えない!)、蛍光管の入れ替えで修復させた「SXGA+表示部」なのだが、このままでは確認も出来ないし、使わずじまいでは勿体無い!

そこで、現在は「XGA」であるサブ機PC-VY20M/W-5)の表示部と置き換えることに。
当初は、VY16Aなども考えたが、それより現用中のマシンの方が良かろうと、サブ機にしたのだ。(図9)

VersaPro-VY系列は、「XGA」と「SXGA+」とはリード線の本数が異なるだけで、「コネクタ」は同じものが多いようだ。(図10<クリック>
(もしかしたら、ものによっては結線状態が違うものがあるかもしれない。更に、Lavie-LL系列は、まだ試していないが、もしかしたら、これらと同類かな?)

しかし、今回の成功は、甚だ気分が良い!!
今年も満足感で終われるのは、有り難いことだ!来年も頑張ろう!w(^^)w  ・・・ 皆様も、どうぞ、良いお年をお迎え下さい!

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