[090805]
FreeDOS 1GB-CF用ファイルを、作成しました.
Win2000/XPマシン上で“FreeDOS起動型1GB-CF (Kernel+command入り)”が作成出来る、ファイルを作りました。
(今回の主旨も、先回と同じ)
(最終的には、これがあればPC110本体だけで起動出来て、ポトリ+FDDが無くても、Win95/98がインストール出来るってこと!)
先回は、Win2000/XPマシンの他に雑マシン+CF-IDE変換アダプタ が必要でしたが、今回のは、Win2000/XPマシンだけ。
(尤も、CFアダプタ/カード・リーダライタやWin-OS原盤CDなどは不可欠ですが)
残念ながら、“プログラミング技量”不足のため、汎容量化は出来ず、実際例として1GB-CF専用ファイル(FreeD1G.BIN)のみ掲載。
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使い方などの覚書
まず、Win2000/XPマシン上に、「DeskProbe」を用意。
(これは、CDの\SUPPROT\TOOLS\SUPPORT.CABにあり、解凍ツールなどで一式を取り出せる)
後は、(実は、殆ど順不同なのだが)
1.CFをアダプタに挿し、それをUSB口に差しておく
2.「DeskProbe」の「Files」で「Open File」を開く
3.上記「FreeD1G.BIN」を読み込ませる
4.「DeskProbe」の「Drives」を開く
5.「Physical Drive1」を「Read Onlyを外して」アクティブに
[注意:Drive0(本体内のHD?)は、絶対ロックを外すな!]
6.「DeskProbe」の「Sectors」を開く
7.「Write」を押して、Drive1などを確認後、データを書き込ませる
8.「Physical Drive1」を「Close Handle」で閉じて、終了
ファイル作成(涙の)物語
「HP USB Disk Storage Format Tool」で作ったCFの「MBR」を少し加工して、使い物に出来ないかなどと、解析しながらやっていたのですが。(左写真)
やはり、どうにもならず、左写真<クリック>のように悪くなる事はあっても、望み通りの“起動用CF”が、出来る気配が全く無い!
他方、自分でプログラムを作るには、“MBRやBPB、FATの完全理解”に加え、“USBインターフェース”に関して、一から勉強が必要ですが、それをやるほどの魅力も無い。
Win95/98のインストール
そこで(安直に)考えたのは、“今、作れる環境があるのだから、必要なファイルを作ってしまえ!”でした。
FreeDOSを使わせて貰って出来たのが、上記の“FreeD1G.BIN”で、この1GB-CFを使って、Win95,Win98のインストールが、出来るようになりました。(左写真&<クリック>)
ところが、CF容量の違う物では、上手く行きませぬ。・・・ さて、困った!
(更に、あれこれ/色々、調べて回る&資料のハードコピーを作る&必死に読む&眼がショボショボ)
各容量毎の詳細
共通化を考えるのに、それぞれの容量のCFで、一応、実験ファイルを作ってみました。
ネット上で拝見した資料(データ復旧豆知識)を元に、それらの内容・実態を調べたのが左表。<クリック>でその拡大表。
右端2つは、HP USB Disk Storage Format Toolで作ったもの。
ブート・ローダ(Kernel)の先頭アドレスなどは似通った項目もありますが、各パラメータが違うので、少々手直ししても共通化は難しそう。。。
どうせ一回限りですから、各容量毎のファイルを作れば、それでお終い。(で、アップは代表例だけ)
(これらの、MBRやBPB、FATなどは基本中の基本で、きちんと知っておいて損は無いと思うのですが、毎回々々征服し損ねてます。幸い、今回、容量別パラメータ表を作れたのは、一応の成果!?)
Win98インストール時の注意
通常、Win98をインストールする際は、
>setup /nm
だけのはずだったのに、途中で /T オプションを要求され(左写真)、無視してそのまま進行させると、最後はドボン!
(はるか昔の記憶から、)これはfiles数かbuffers数が足りない時に起きる現象、だと思い出したので、config.sysを足し、ついでに空のautoexec.batも足しました。(左写真<クリック>)
(Win95のインストール時には問題無かったので、config.sysもautoexec.batも無いままだったのが手落ち)
謝辞
以下のサイトのプログラムや情報を、使用・参考にさせて頂きました。感謝!<(_"_)>
*「FreeDOS.ORG」
*「データ復旧豆知識」(TEXTだけで記述!)
*「その5 上級編」/メイン:「ITAYA's Home Page」(曲付き)
また、目的は違うのですが、同じFreeDOSでCFを作成されているのも、拝見しました。
*「コンパクトフラッシュからFreeDOSを起動」/メイン:「フロッピーディスク2枚で立ち上がるメールサーバー」
余談
MBRのコードを解析している時、あまりにも文字が細か過ぎるので、外部ディスプレイで表示させる事を思い付きました。
これでやってみると、随分作業が楽になりました。動作速度も、心成しか少し上がったような。ウソ♪(左写真)
ある時ひょっとパソナウェアを起動してみたら、随分違った感じに!(左写真<クリック>)
まぁ、中身はそれなりですので、そのまま本棚の飾りに...とは行かず、直ぐ次の作業へ!
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