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[140103]
SATA-750GBジャンクHDDを、買ってみた
常識的に言えば、「そんな異常で鈍速なHDDを買うなんて、頭が可笑しいんじゃない?!」って云われるのは必定なんだが、支払った費用以上に収穫(情報、知識、知恵)があれば、それこそ、“儲けた!”ってことになると思ってるから、別に構わない。むしろ、今回は儲け過ぎかも。(笑)
買ったのは、“酷く動作が鈍い”というTOSHIBA製MK7575GSX 2.5" SATA-HDD 750GB。(総費用\1,160送料込み 左写真)
これを調べてみて、(これから増えて来るだろう)巨大容量HDDと、それにWinXp,WinVistaなどを搭載する上での注意事項が、“実験と体験”で少しずつ分かって来た。
収穫は、例えば「記録単位」で、以前の512MB単位を、4KB単位にしないと、アクセスが遅くなるそうな。(ま、そりゃそうか!)
そうした変換をするソフトは、各HDDメーカーから出されているらしいこと。
それ以外に、“遅い”原因は、やはり“余計なソフトの詰め込み過ぎ”や“HDDの読み取りミスの積み重ね”があるようにも思う。
SMART機能の「警告」は、“ガンの余命告知”のようなもので、解釈の仕方は色々ありそうだけど、その「警告」は「宣告」みたいなもので、これをユーザーが消したりは出来ないらしい。(左上写真<クリック>)
そして、代替セクターが無くなれば、幾ら空き容量が残っていようが、HDD全部を廃棄しないと駄目らしいこと。
教科書にはそう書いてあるし、世間のQ&Aでも、そんなワンパターン的答えしか見られないのは、甚だ痛ましいのだが。orz
しかし、代替セクターが徐々に減って来たのなら、まだ余命はあるはずだから、フォーマッティング時にでも、ソフト的にトラック毎全部移すなどの手法は採れないのかな?と思ったり!z(^^;
JAXAが飛ばして帰還させた「はやぶさ」には、そんな“粘り腰的発想”が沢山使われたのではないか。
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VersPro機の起動可能!?
兎に角、私は非常識なことが好きなので、試しに、このHDDをサブ用VersaPro VY20Mに突っ込んで、電源を入れてみた。
そしたら、途中色々なことはあったが、最終的には、元々載っていたらしいWin7が走り出した。表示が「LaVie」だって?あれまぁー!(左写真)
LaVie用のWin7が、VersaPro機上で動くのは...まぁ、有りかな?!(笑)
(因みに、SATA-HDDが挿せる他のLaVie機−LL750DDでは、相性が悪いらしく、動かず)
動くには動くけれど、プログラムを(クリックして)呼び出してから、動作を始めるまでが、無茶苦茶遅い!
搭載機種の違いもあるだろうけど、それだけではないだろう!と思った。
遅さの原因のひとつである「アライメント」を確かめるべく、「Paragon Alignment Tool」を走らせてみたら、既に4KBでアラインされていた。(左上写真<クリック>)
SMARTエラー
“動作の鈍さ”とは別に、BIOS立ち上がりの前に「SMART警告」が派手に出るので、これを調べようと、「CrystalDiskInfo」を走らせたら、「異常」だそうな。(左図&<クリック>)
そりゃ、もっともだ!代替セクターが、殆ど残りが無い状態になっている。
確かに、危険状態になってはいるが、もう1セクターしか無いと思うより、まだ1セクターあると思う方が、ベター!(これが“ジャンカー根性”だ!ん?笑)
で、今の「HDD技術」では、欠陥・不良セクターが出ると、それを何度か確認した上で、代替セクターと置き換えるそうだ。
もし、一時期にドカッと多量に不良セクター出たなら、それはもう恐ろしいことが起きているはずだから、そのHDDは、どう足掻いても、もう使えない!と、(似非ジャンカーの)私でも思う。
でも、その欠陥が、徐々に増えて来たとしたら、どうなのかな?
もし、初期と同じだけ予備セクターを増やしたら、また同じ期間だけ、使えはしないか?...そんなことを思う。
(自分では出来ないけど、誰かそんなソフトを作って欲しいものだ!)
Regeneration
さて、「SMARTエラー」はど派手なのだが、これを改善する方法は無さそうなので、せめても、「セクター修理」をやってみようと、「HDD Regenerator」を走らせた。(左写真&<クリック>)
これには、昼夜兼行で約30時間ほど掛かったが、“無欠陥”だった!(左写真&<クリック>)
(実は、欠陥セクターが沢山出て来たら、改造版自動運転方式(「馬並みブログ」さん処)を拝見したので、それを用意しようとしていたのだが、今回は出番は無かった)
一見、無欠陥という結果だったが、再度調べたら、「SMART」の方、相変わらずの「異常警告」(つまり、そちらの方は何も改善されていないから、当然かな?)
AOMEI問題(クローン作成で)
先回、640GBでクローン化をやったが、これでも出来るはずだから、(意を決して)やってみた。(左写真)
問題無く、成功完了!(左写真<クリック>) ...間違えた!これは640GBでのクローン化の結果だった!!
750GBでは、後日試行したが、未だ成功していない!
しかし、この「AOMEIソフト群」、便利に使えて、随分人気らしいが、私は大変危惧している。
相手が相手(国家機関)だけに、善意だけで提供してくれているとはとても思えないからだ。
先日のBaidu事件も、ちょっとした小手調べで、“アッ、マズッタ!あれは単なるミスさ!”...で、(ちゃっかり情報収集をした後で、あっさり)終わらせてしまっている。
ひとつここで、(下世話的な)妄想&疑念を膨らませてみよう。
「AOMEIソフト群」は、大容量HDDの中身を自由の操作出来るソフトだから、黙って必要なコードを、あちこちの場所々々に少しずつばらばらにして、一見無意味な形で埋め込めるわけだ。それはキーが無いと簡単には見付けられないし、解読も難しいだろう。
しかも、大容量HDDだと、後から調べるにしても膨大な時間が掛かるから、調べ洩らす恐れもある。
で、配布した側は、一旦事が起これば一斉に「起爆トリガー」をばら撒き、日本国中(のあらゆるパソコン)を大混乱に陥れる静かな爆弾にも出来るわけだ。
“使い易い無料ソフト”って、如何にも善意の仕業に見えるものだが、誰がどういう意図で作っているかを考えずに、安易に“相手の話”や“自分の想像、思い込み”だけで済ますのはよくない!と思う。
何でも、疑心暗鬼になるのは、気分的に“損”であっても、将来、自分(達)が不利になる懸念があれば、常に警戒しておく方が、後々“得”だ。
スパイ映画の見過ぎ?ではないが、現実はもっと激しいし厳しいらしいから、一般人の私達だって無関心では居れないと思うのだが。(これって、非常識かな?苦笑)
さらに深読みすれば、先のBaidu事件は、むしろ(好意的に)事前予告をしてくれたのかもしれない。
お蔭で、私達一般人まで、某国(シナ|中国)の動き(サイバー戦略)を、注視するようになったのだから。(笑)
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