[130805]

プロポ送信機のジャンクを、買いました

先日、大枚を叩いて高価な新品4chヘリWLtoys V912 総費用\8,740 未記事化)を買ったものの、操作を間違えて壊すのが怖いので、うかうかとは飛ばせません。(苦笑)
そこで、「PCシミュレータFMSなど)」なるものに目を付け、事前に何ほどか練習しておこうという気になってます。
それには、PCと繋げる「プロポもどき操作機」(プロポ:プロポーショナル・システム)が必要ですね。
上記4chヘリの送信機現物を改造する手もあるようですが、内部信号源を探すのも煩わしいし、作業中に壊しては元も子もないので、別途プロポのジャンク品を探すことに。

ヤフオク!に色々出てますが、“1円新品”などへの参加は、殆ど評価一桁か二桁の入札者ばかりで、横取りするのがお気の毒...で、全部横目で見ながら、パス!
その代わり、他人があまり眼を向けなさそうなものを探して、このART-TECH E-FLY 100Cのジャンク品を単独落札。(左上写真 \1,280送料込み)
「プロポ」としては“時代遅れ品”か?...そして、「シミュレータ用信号出力」は出ていても、それとしては、殆ど意識されない“マニア好み”(?)らしいもの。
でも、送られて来たものを見たら、なかなか本格的なもののようで、沢山のSWやツマミが付いていました。(左上写真<クリック>)
これのマニュアルが無いので意味不明の“順不同印刷?(4の右が6で、その右はMODEL)”があり、面白く思いました。
ジャンクらしく、中の「横支え板」が折れていて、「スティックの中央戻し機構部」が外れて転がっていたってわけ。(中でカラコロ音がする♪)

で、その折れた「横支え板」二箇所を、苦労して2液混合接着剤で修理...一応は修理出来たようですが、何時まで持つ|保つやら?
これの「シミュレーション用信号出力」の波形は、至極分かり易かった!...これで、プロポ信号とはこんなものか!と学んだ次第!これなら、簡単な自作インタフェース回路で、対応出来そう。
・・・ その“インタフェース作り”と“試験飛行”は、次回の記事で!
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不具合
「品物説明」に、“中でコロコロ音がする”と書かれてありましたが、その通りで、開けたら「バネ付きアーム板」と「留め具」が2組転がり出て来ました!(左写真)

“健康体の1組”の働きを眺めて推測したら、どうやら、これは、「スティック」を中央に戻すための機構具らしい。(左写真<クリック>)
それの「横支え板」が折れたため、外れてしまったようです。

これは、厄介ですね。複雑な構造物の一部だし、健全部品を入手して組み換えをするのも、容易ではない...かと言って、こんな箇所の接着は、毎度上手く行かないもんなぁ...でも、何とかしなくっちゃ!
そこで、分解出来る所まで分解して、状態を見ました。
壊れたのは、“横から挟み付ける役目”の「挟み板=横支え板」のようです。壊れたからには、相当に強い力が掛かったのでしょうけど、それって(重荷を受ける)“役割”が違うような気もするけどなぁ...

これ、やろうと思えば、左右の「スティック」を入れ換えて使う事も出来ますね。
ところで、まだよく分からない「コントロール・モード(=「スティック」の機能割り付けの仕方)」というのが、「モード1」から「モード4」まであるらしいけど、やろうと思えば、そのどれにでも対応出来そうです。(でも、大変面倒!)
どれにでも対応出来るように練習したい!と思ってますが、私にも好みがあって、左手での微妙な調整は避けたい。「スロットル」や「ラダー」は左手で、「エルロン」や「エレベータ」は右手でやりたいですね。でも、これは逆になってます。(泣)

修理
兎に角、やるしかないので、その「挟み板部」の接着固定を試みました。
(当苑では、上手く接着出来たことが無い)2液混合接着剤を山盛り塗り付ける方法で、繋いでみました。(左写真 これで、何時まで保つか分かりませんが、出来るだけ長く保って欲しい!

実は、これの前に、“熔融して骨を入れる方法”をやってみたのですが、この材料自身の融合性・接着性が殆ど無いので、無効でした。(左写真<クリック> orz)

「スティック」を激しく動かさなければ、この“盛り付け接着”でもいけそうな気がしますが。
(...けど、つい激しくやってしまいそうですね。苦笑)
この補修作業で、「スティック」の“中央部への戻り”は、ちゃんと働くようになりました。
(万歳!万歳!旭日旗! “陽の光芒”は万人の詩!笑)

ACアダプタ使用に改造
この電源系は、意味がよく分からない!...?
主電源SW(スイッチ)を入れると、ACアダプタが切り離されます。また、SWを切るとACアダプタからの+12Vは、「電池」を充電する形になりますが?...まさか!?
もし「充電電池」を使うにしても、制御回路無しに充電することになり、恐らくは過充電に!?(クワバラ、クワバラ!)

その“独自方式”が理解出来ぬまま、兎に角、電池は使わずに、ACアダプタだけで動作させられるよう、ジャンパ線を飛ばしました。(左写真)
これで、ノートPC用の12Vアダプタが使えるようになりました。(左写真<クリック>)
(万歳!万歳!日章旗! 笑)

Sim出力波形
ACアダプタが使えるようになったので、ゆっくりと実験が出来ます♪
で、試に「Sim|シュミレーション用出力」を、オシロスコープでみたら、6ch分のパルス列が綺麗に出ていました。電圧は約4V。(左写真&<クリック>)

左写真と<クリック>では、「スロットル・レバー」を最小から最大に動かした時の様子で、3番目の上側パルス幅(あるいは、逆に見ると、下側パルスの3番目と4番目のパルス間隔)が変わっていることが分かります。
(ふーん、一番重要な「スロットル」の割り当てが、3番目ですか!...きっと、設計の都合だったのでしょうね)


各「スティック」を動かすに従って、それに対応したパルスの間隔が伸びたり縮んだりしてます。(これが噂!の「P?M方式」のパルス信号なのですね。z(^^;)

非電波送信とSim出力部
このプロポは、正常に働くと72MHzの電波を発信するはずですが、(ジャンク品なので、残念ながら?)そのための(水晶)振動子は外されていました。
なので、電波は出ないはずです。(左写真)
でも、これでラジコン飛行機などを飛ばす予定は無いから、構わないけど。

さて、最終課題である「Sim|シュミレーション用出力」は、「送信機本体」の左後ろから取り出せますが、それには通常の「モノ・プラグ」で良さそうです。(左写真<クリック>)

それと「プリンタ・コネクタ」を使った“仲介ケーブル”(つまり、“インターフェイス”)を用意すれば、「FMS」などで模擬飛行をやれるようになるはず。
 ・・・ 結果、上手く行きましたが、それは次回記事に。

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