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[150307]
テレビ・ドアホンのジャンクを、買い足した
テレビ・ドアホン(TVインターホン)の“玄関子機からの呼び出し”で、一階と二階の両方同報をさせたいと考えている。
オーソドックスにやるなら、現用中のPanasonic VL-V420の増設機VL-440を買い足せば、話は簡単なのだが、何せ高価だし、良質なジャンク品がなかな見当たらない。
先回、AIPHONE MK-1Mジャンクを買ってみたのだが、これにもやはり増設親機MK-1Hというのが必要らしい。(このタイプも、安価なのは入手難!)
増設親機MK-1Hと主親機MK-1Mとの違いが良く分からないので、もう一台MK-1M(2号機)ジャンクを買い足して、同報可能かどうか実験してみた。
色々実験してみた結果、(「並列接続状態」で)条件が良ければ、同報は可能。(図1)
だが、買い足したMK-1M(2号機)の方が、やはり不良っぽくて、長期休止(待機)後だと、同時反応・起動しない。(図2<クリック>)
ただし、MK-1M(2号機)は単独だと、普通に反応・起動するので、(二つの親機の)“受信検知レベルの微妙な相違”が原因かな?と推測している。
多分、接続回路をもっと工夫すれば何とかなる!と思うが...いずれにしても、このままでは、実用にすることは難しい。
...オマケに、このMK-1M(増)の不調が嵩じて、実験が続けられなくなった。(アチャー!)
(・・・線路は続くーよ、どこまでも♪)
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電圧・信号の様子
増設に先立って、子機一台+親機一台間で、どんな電圧や信号がやり取りされているかを調べてみた。
通常、親機だけの場合の端子電圧(A1-A2間)は、約16〜18Vが出ている。
これに子機を繋ぐと、約7〜8Vまで電圧は、落ちて来る。(図3)
これが、通常の待機状態のようだ。
子機の「押しボタン」“押し”で、約100msec間、端子電圧は約4〜5V近くに下がった後、これを親機が感知すると、本格的に起動するらしい。
そして、親機が起動すると、端子電圧は約16〜18Vに上がる。
配線を通して、振幅約250mVほどの高周波信号(約7.8MHz)が、子機から送られて来る。(図4<クリック>)
親機は、その信号を分離して、映像信号を平面B管に表示し、音声信号でハンドセットを鳴らすようだ。
多分、映像・音声信号は、その高周波(キャリア)に、FM変調(?)で載せられているのだろうと思う。
(尚、その状態で子機の「押しボタン」を押しても、“チャイム音”が鳴る)
試験的な接続
上記のような動作だが、増設親機の入力回路として、何をどうすれば良いか?特に、妙案も浮かばなかったので、そのまま並列的に親機二台を接続してみた。
それで、両方の親機が上手く動作することもあるのだが、長く待機させておくと片側が動作しなくなり、不安定なので、とても実用になならず。
...で、この“単純並列接続方式”は、止めた。
次に、親機の相互干渉を避けるために、ダイオードとコンデンサを入れてみた。(図5、図6<クリック>)
だが、これもダメ!(不安定さは同様だ)
どうやら、増設親機は、あくまで“パッシブ特性”で、「起動信号」と「映話信号」を貰い、さらに強制的に「子機接続状態(待機=約8V)」にして貰わないといけないようで、親機とはいえ結構、複雑な入力回路が必要らしい。
“マイコン制御”なら楽だと思うが、“アナログ回路”で構成するには、相当工夫が要りそう。(><;?
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