[2018年5月24日]
看視系にリモート接続を、併用してみた
「自作プログラム(UCam10.exe)」に自動停止・自動再起動対策を施したら、勝手にダウンする悪業が無くなって、一日中連続的に4画面看視が出来るようになった。
しかし、これらの“上下画面”、いずれも動画−静止画の切り替え方式なので、突発的な動き(例えば、飛ぶ歩行者や消える自動車など)の看視には、(面白いけど)あまり快適だとは言えない。
やはり、両方の画面は、常に動画であって欲しい。
1台のPCでのUSB系では、カメラが2台が限界なら、それにLAN系のIPカメラを併用したらどうか?と調べてみた。
ただ、今は(可動式)IPカメラが1台だけなので、3画面にはなるがやってみたら、一応、3画面共に“動画表示”が可能だった。
では、2台のPCを使い、片方は(LANを利用した)“リモートデスクトップ接続”で、(2x2の)USBカメラ映像を、1台のPCで映し出す方法はどうか試してみた。(以前にも、試したことはある)
室内系との組み合わせでは、結構、上手く行きそうに思えた。
“ゆらゆら”の動きと“遠くの車”の動きは、そこそこ滑らか!(動画1<クリック>は上手く行った例)
しかし、次に常設の看視系(主機:FMV-E8250、副機:DELL D430)で試したら、“リモート接続”の方は、どう足掻いても、1〜2fpsの映像...っていうか、ひょこひょこ動く準動画(?)にしかならず。
まぁ、これでも、“切替方式の4画面/窓(2面動画、2面静止画)”よりはマシだけど、未だ満足は出来ない!
(せめて3〜5fpsへの)更なる改善の可能性を期待して、“USBカメラ→LAN系”の方式を、もう少し突っ込んで調べてみようと思っている。
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+++ 諸リモート接続ソフト +++
“リモート接続併用方式”が、こんなに低速なのは、何処に原因があるか?が良く分からないので、先ず、MS Win7の“リモートデスクトップ接続”を疑った。
そこで、代替に出来そうなネット上のフリーソフトを探したら、使い易そうなが見付かった。
+TrueRemote
+Brynhildr
+Team Viewer
上の2種を、試させてもらった。
これらは、「窓枠部」に「画面サイズ」や「転送速度」などが数値表示されるので、実態がよく分かる。
だが、(写真を撮り損ねたし、残念ながら、)どちらも、1〜2fps以上に速くはならなかった。
どうやら、LAN系で律速されているわけでもなさそうな感じだが、けど、他の何処だ?というのも決め辛い。
尚、「Team Viewer」の方は、安全性・高速性を謳ってはいるが、汎用性があり過ぎて、(当苑にとって)あまり魅力的ではなかったので、実際には試さなかった。
+++ フレームレートの推算 +++
当苑のLAN系はmax100Mbpsなので、USB2.0系のmax430Mbpsには劣る。
しかし、USBカメラは、max30fpsは出るはずだから、LAN系で1/4に落ちても、6〜9fpsは出せるはずなんだが...
現実には、USBカメラのフレームレートが10fps程度になっているとしたら、LAN系では1/4の2〜3fps位が良い処なのかもしれない。
実際の切り替わりの様子を“ラジオボタンの動き”で見ると、“USBカメラ直接”の方はチカチカと結構速いが、“リモート接続”の方は、至極スローテンポ(およそ、1fps)だ。
今は、USBカメラの映像信号を、PC経由でLAN系に乗せているが、直接LAN系に乗せればどうなのか?また、そうした方法はあるらしいのだが、(高速の)インターフェイス機器が(安価に)手に入るか否か?が問題になる。
因みに、[USB→LAN(20m〜40m)→USB]というUSB延長ケーブルもあるようなので、LAN途中で切り出したらどうか?と考えたが、その為のドライバが無いだろうし、それにLAN部でUSB1.1 (max12Mbps)に落ちてしまうそうだから、これでは、あまり嬉しくない?
(これはこれで、別の使い道がありそうなので、一度試してみたい)
これは、ならぬ夢だが、各USBカメラから、映像信号の変化分だけを送らせ、残りをPC側で補完する方式に出来れば、10台位のカメラを並列動作させられるのではないか?などなど。
まぁ、オーソドックスには、USB3を使うことだろうが、それだと、安価な(ジャンクの)USBカメラを使うという趣旨からは外れてしまうので、当面はやらないつもり。