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[二〇一七年六月四日]
デジタル顕微鏡を、買ってみた

先回、(中華製)顕微鏡にUSBカメラをくっ付けてみたが、あまりコストパフォーマンスが良くないし、視野も狭くて円形にしか表示出来ない問題があった。

(それ程の必要性も無いのだが、少し意地になって、)もう少し良いシステムは出来ないかと考え、取り敢えず、カメラ内蔵型の「デジタル顕微鏡(無銘Digital Microscope)」を買ってみた。(総費用¥1、700送料込み)
流石に、四角い画面一杯に表示出来るし、倍率もシームレスに切り変えられるから、便利!
下述するように、草花の幾つかを表面状態の観察してみたが、良く見えるし、記録撮影も簡単。

ただ、このスタンドは改良の余地有り。(後日、改良予定)

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スタンド

このスタンドは、取り敢えず「デジタル顕微鏡」を保持しておくだけのものらしい。(図3)
だが、“無い方がマシ?”...でもなくて、常時手持ちで観察するわけにも行かないから、むしろ無くては困るものだ。
しかし、倍率の高い状態で、焦点合わせをすることが大変難しい。
(ま、根気良くやれば、出来ないことは無いのだが。苦笑)

暫く使っていると、支柱と台座が分離してしまった!(図4<クリック>

ナットを絞め直すために、裏面のシールを剥そうとしたら、中々剥がれない!?
剥すのは止めて、台座を逆様にして、ナットを孔に誘き寄せてから、静かに支柱を差し込んで廻す方法で、締め付けた。
・・・この方法は上手く行った!

画像表示の向き

「デジタル顕微鏡」を使い易い状態にして、付属の「スケール・シート」を映してみたら、映像が逆様だ!(図5)
本体を廻せば済むのだが、それだと「フォーカス・ローラー」がスタンド側になって、使い易いどころの話ではなくなる。

それよりむしろ、“映像ビュワー”の方でひっくり返せば簡単なのだが、自作プログラムでは未だ上手く行かない。
そこで、付属CDから「Amcap.exe」を抜き出して、それで表示させてみた。(図6<クリック>
これだと、上下反転、左右反転が自在に出来る。しかし、このかな文字表示は、“?”付きで、頂けない。
兎に角、正視出来ないと、“対象物の位置合わせ”が難しいから、“上下反転機能”は不可欠だ。

観察−イチゴ

正視出来るようにはなったが、草花の観察はどうだろう?
まず、(未熟)イチゴの実を、約50倍で見てみた。(図7)
この程度であれば、目視なら5〜6倍ルーペで十分観察出来るのだが、写真撮影となると結構面倒だ。
焦点合わせは、スタンドを手で固定し、本体を手で持って対象物に近付けたり遠ざけたりして状態を見るが、慣れないと難しい。

これは、倍率を高くすると更に難しくなる。
約500倍で、やっと撮影出来たが、一寸ピンボケ気味だ。(図8<クリック>
尤も、対象物の何処に焦点を合わせるかで、ボケ具合は変わるが。

問題は、スタンドが垂直上下動出来ないので、狙っている箇所が、低倍率と高倍率とでは、かなり違ってしまうことだ。
何処でも良いから見るという場合には問題にならないが、ある箇所を集中的に見たい場合は、このスタンドではダメだ。

観察−バイカウツギ

庭に咲いている花(バイカウツギ)を約50倍で見た。(図9)
めしべ、おしべが結構良く見えて、何か生々しい感じだ。
これに昆虫が寄って来るのだろうが、彼らは甘い汁に耽溺してしまわないのかな?と妙な想像を掻き立てられる。(笑)

倍率を約500倍にして見ると、明るさは十分なのだが、コントラストが低い映像になる。(図10<クリック>
でも、対象物の表面の様子は良く分かる。

こうした「デジタル顕微鏡」は、手持で“皮膚の表面状態”などを観察するのに使うそうだが、確かに、表面観察には便利かもしれない。
でも、対象箇所を絞って丁寧に観察したい場合には、“手持ち方式”や“付属スタンド使用”では、やはり具合が悪い。
...もう少し使い易い形にしたいものだ。


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