[120225]
PhotoFrameジャンクを、VGAモニタに改造しました
前に買ったPhotoFrameジャンクを、VGAモニタに改造してみました。(左写真)
中の基板構成の様子(左写真<クリック>)や、端子類の分かり易いシルク印刷の記号(V,H,R,G,Bなど)があったので、可能性の見込みがあったし、実際の結線も楽でした。
それが無ければ、コントロールICの資料を何とか探し出して、それから端子機能を引っ張り出して、ごそごそやっていたかもしれませんが...でも、失敗せずにやれたかどうかは、アヤシイ。(笑)
一応、VGAコネクタも取り付けて、PC出力画像も綺麗に出るのを確認しましたが、如何せん!表示がVGA(640x480ドット2)なので、常用には向きませんねぇ。
試験用PCには、FMV-660MC9(SVGA画面)をVGAモードで使いました(左上写真<クリック>)が、切替えて見ながら、やはり外部モニタも、SVGAくらいは欲しいと思いました。(なので、このモニタは早々に“待機席”へ)
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LCD制御基板
モニタにするには、制御基板を弄らねばなりませんが、先回これの機能を調べようとして、コントロールLSI(Realtek RTD2033V)の資料が見付けられず、詳細は分からなかったのですが、モニタ化する上で必要なVGA入力端子と(裏面の)シルク印刷記号は分かるので、それらに直接、結線をする事にしました。(左写真)
結線作業をする上で、外さねばならなかったコネクタ類は、LCD用出力コネクタ1個、手動押しボタン入力用コネクタ1個。その他、LCD取り外しのため蛍光管高圧電源用コネクタ2個。
(この高圧電源用コネクタが、甚だ外し難い位置にあるので、基板を留めている片方のビスを外し、基板の向きを変えてから外したんですが、何だか機構設計は“出来りゃぁ文句無いだろ!”風)
兎に角、それらを先に外し、基板を裏返して、半田付け作業を。
入力端子の半田付け
元々この入力端子は、(SDやCFカードのデータ読み込みと表示データ信号を生成する)かなりインテリジェントな副基板からの出力信号を受けるようになっています。(左写真)
通常?なら、その信号と、これから付けようとする外部入力とを切り替えるスイッチでも設ける処ですが、そこまでする必要も無いと思ったので、プラグ側を外し、(単純に)外部信号線だけを“半田付け接続”することにしました。
配線も、本来ならR,G,Bそれぞれにシールド線かツイスト線を使うのが良いのでしょうが、今回は全部単線で。(左写真<クリック>)
長さは、約25cmほど。
コネクタ部の半田付け
先に主基板側端子の半田付けを済ませて、基板を戻してビス留め。
その後、ミニD-SUBコネクタに半田付け。(端子番号をルーペで確かめながらやりました。時々、思い違いで列を間違えたりすることがあったもので)
結線図は、左写真<クリック>の如く。(線色は、特に決まりは無いと思うので、手持ちの並行多芯線?を、そのまま適当に使いました)
尚、DRX、CTXは、使えるかどうか分からないけれど、一応、DRX=SDA、CTX=SCL に接続。
(実動テストでは、どうやら、PC側に“ワタシハ、VGAデース!”と返事をしているらしいので、使えるようです)
動作確認とコネクタ取り付け
接続を終えた後で、そのまま表示テスト。
これをやったら、見事に?R(赤)とB(青)の接続を反対にしていて、ヘンな発色!?
慌てて、それらを入れ替えたら、まともな色になりました。(こんな少ない本数でも、間違えるのですから、早い段階でのテストは絶対欠かせない!(と力説))
画面は、それ程草臥れてはいなくて、結構綺麗な表示でした。(左写真)
でも、VGAではねぇ...
(それでも、気力を振り絞って?)筐体裏側に、VGAコネクタ用の孔を(薄刃付き半田鏝とドリル刃とヤスリで)穿(うが)ち、コネクタをビス留めしました。(左上写真<クリック>)
後、ジャンク箱内に適当な簡易型スタンドでも残っていれば、取り付けるかな?
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