手動運転用電源、改善の限界
自動運転用電源に手動制御用VR(可変抵抗器)を備えたのだが、これに利き具合が車両によってかなり違うようなので、“手動運転時の操作性”についてあまりばらつかないようにと、色々試して来た。
この違いは、組み込んだ動力用モーターの特性によるものだが、“同じ銘柄”のモーターでもバラ付きがあるようだ。
現在の処、軽快に走る車両の方が多いのだが、たとえ一台だけでも走らないのがあると気分的によくないので、両方の妥協点を探った。
そのために、制御用可変抵抗器VR100KΩ B型の両方の電源側にかませる抵抗値は100KΩ前後が良かろう!となった。(図1)
通常、「軽快に走る車両群」は、これだと調整が微妙で難しいのだが、「遅速の一台」はこれでちょうど良いのだ。
もう一つ、可変範囲調整用抵抗(10KΩ付近)を噛ますか、その抵抗をスイッチで切り替えれば、上手く行くだろうと思うが、それ(VRかSW)を取り付ける場所が無いので、現状(素のまま)で我慢することにした。(図2<クリック>)
もっと、電流検出などを利用した複雑な制御をさせれば、どんな車両でも上手く速度制御が出来るかもしれないが、こんなシンプルな回路では、対応出来る範囲って、こんなものかもしれない。
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一台だけ遅速
買った動力ユニットは、4種で、
KATO 11-103(チビ凸用)
KATO 11-104(チビ客車用)
TOMYTEC TM-LRT01(ポートラム用)
TOMITEC TM-01(Nゲージ小型電車用)
この内、11-104の一台だけが、なぜか、鈍速だった。
はせ込んであるコンデンサ104の影響かな?と外してみたりしたが、変らず。
どうも、モーターそのものが低調?それとも不良?らしいのだが、手を入れる箇所もなさそうなので、このまま使うしかない。
その動力ユニットを市電(緑の2トーン 図3)に組み込んで、走らせてみた。(図4<クリック>)
この状態が最大速度の設定だ。
(長時間走らせ続けていると、段々調子が上がって来るのが分かり、面白いが、妙?)
軽快な車両では
上記の市電に対して、通常の車両は、“同じ電圧設定”でも、随分軽くて、スイスイ?...いや、ジャージャー!と忙しげに走る。
「ポートラム」(図5)などは、危うく脱線するかと思える程せわしない走り方だ。(動画2)
(この動画はコマ送りなどではない。記録速度:30フレーム/秒の動画を25フレーム/秒に変換してあるが)
こんな車両を、ゆっくり走らせようとすると、速度調節用VRを中点付近から、微妙に左右に動かさないといけないのだ。
少し大幅に動かすと、車両がいきなり走り出すから、例えば、駅から発車させる場合など、そろりそろり...は大変難しい!(苦笑)
(まぁ、こんな小さなジオラマでは、そんな“悠長な風景”は必要が無いけれども。笑)
この電源の改善・改良に関しては、この位にするかな?