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[二〇一七年六月八日]
デジタル顕微鏡を、改修

先日買ったデジタル顕微鏡は、上下動の微調整が容易ではないので、別の標準型(学習用)顕微鏡を買って、その「稼動部」に取り付けて、微調整が出来るよう、改修工作をした。
「顕微鏡ホルダー」と「稼動部」との結合は、接着剤付けになったが、一応は保持出来ているので、これなら使えそうだ。(図1)

これで、デジタル表示式の顕微鏡が2台になったが、今回の方がずっと使い易そう!(図2<クリック>
先回作った(汎用性はあるが、精確な設置がやや難しい)カメラ後付式”の方は、“お役御免”にするかもしれない。

今回改修した「デジタル顕微鏡」は、「LED照明」が内蔵されていて、その“明るさ制御”も可能なので、従来型の顕微鏡での“採光”に苦労することが無いので、大変良い!
勿論、「表面観察」と同様に、反射鏡を使えば「対象物の透過像」を見ることも出来る。

只、この改修型は、「本体ホルダー」が粗雑なプラスチック製(半円帯)なので、少しガタツキがあるのが気に食わないが、妙案が湧けば、更に改善してみたい。

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鏡筒結合部の分離

最初に買った(学習用)標準型顕微鏡は、可動部が「内筒」になっていたし、それを取り出せず、しかも割ってしまったので、即廃棄処分にした。
その後で、また標準型顕微鏡2台の出品をヤフオク!で見掛け、落札。(図3<クリック> 中古標準型顕微鏡−2台¥1、287送料込み)

今回のものはどちらも、「鏡筒結合部(?名称不明)」はビス留めなので、取り外し可能。(図2)
(顕微鏡の構造をネットで調べてみると、「鏡筒」が支柱内を通すタイプが、結構多いようなのだが、そんなタイプでは改修は難しそう!)

「鏡筒結合部」は、「粗動ネジ側」と「鏡筒側」に分かれていて、「鏡筒側」はそれに合うような凹面になっている。(この凹面カーブは、改修時に微妙に影響する)

顕微鏡ホルダーの接着

「鏡筒結合部」への取り付け方法に迷ったが、最も単純な方法=付属の「顕微鏡ホルダー/プラ・ホルダー」を接着する方法にした。(図5)
この「プラ・ホルダー」には小さな支柱が付いているが、それは邪魔なので切り落とし、内側(速乾性)と両側面(遅乾性)の2種の接着剤で接着した。

実は、何も考えずに(オフセット無しに)「鏡筒結合部」のほぼ真ん中付近に接着したのだが、後で動かして見てまぁまぁ正解だったので、やれやれと胸を撫で下ろした。
現状では、最近接状態では「粗調整ギア」が外れそうになっているので、戻す時は本体ごと手で戻さねばならない。(図6<クリック> 苦笑)
(だが、最大倍率でも、最近接にはならず約5mmほどの隙間が残るので、問題無し!)

尚、「顕微鏡本体」の「プラ・ホルダー」に対する余裕度(つまりガタツキ)がかなりあるので、不用意に「USBケーブル」を動かさないようにしないといけないようだ。
いずれ、この「ケーブル」と「調光器」は、顕微鏡の適当な場所・位置に固定したいと思っている。

毛髪と倍率の話

この「デジタル顕微鏡」は、対象物表面を照射・調光出来る「LEDランプ」を備えているので、暗い場所でも使える。(図7)
また、カメラ本体にも“明るさ自動調整機能”が備わっているので、周囲光の有無に拘わらず、常にベストな明るさで見る/表示することが出来る。

欲を言えば、「LEDランプ群」は、“右半分だけ”とか“左半分だけ”とかに切り替えることが出来れば、斜めの光線で対象物のコントラストが増して、より見易く出来るのではないかと思うのだが。
(改造には、安価なジャンク品が出回る時まで待たねば!現状では、高価過ぎてやる気が起きない。笑)

最高倍率(約500倍?)で、白毛髪を観察してみた。(図8<クリック> LiveCaputure2による画像)
この太さは、多分細い方だろうから、およそ50〜70μmほどではないか?
これでは、表皮表面の微細構造(キューティクルの重なり具合など)はあまり鮮明ではないから、解像度はおよそ5〜10μm程度ではないかと思う。
デジタル式顕微鏡の“倍率”に関しては、撮像&表示解像度の問題もあるから、“倍率”は単なる目安で、むしろ“解像度”の方が意味がありそうに思うが、どうだろう?


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